2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

牛丼一日復活報道に疑問

昼は久しぶりに新宿紀伊国屋書店地下のモンスナック。ポークカレー。ここのカレーはルーという概念が存在しないスープで有名だ。北杜夫がエッセイ『マンボウ周遊券』で紹介(店名は書いていないが、まずこの店なのだろう)して以来、北杜夫崇拝者として何回…

刀と首取り 鈴木眞哉

刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書)作者: 鈴木真哉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2000/03/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 以前に読んだ『謎解き日本合戦史』でも論じられた(本としてはこちらが先)、日本…

ローマ教皇検死録 小納谷正明

ローマ教皇検死録 (中公新書)作者: 小長谷正明出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/09メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見るローマ教皇という比較的死因などがはっきりしている人たちを対象に、主として中世の医学エピソー…

松下政経塾とは何か 出井康博松下政経塾とは何か (新潮新書)作者: 出井康博出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/11メディア: 新書購入: 2人 クリック: 100回この商品を含むブログ (14件) を見る

横浜市長の中田宏について、可愛がって公邸に招き食事まで振る舞っていた高秀前市長が生前、「松下幸之助が政経塾を作ったのは、ああいう人物を生み出すためだったのか」と語ったというのが印象的。二世と官僚・地方議員しか国会議員に出られない状況の中、…

ワールドカップアジア最終予選の北朝鮮戦、日本は辛勝。同僚と、なんでこんなに関心をあつめているんだろうと訝りながら渋谷の居酒屋で観ていたが、日本のチャンス・ピンチのたびに客が盛り上がっていた。うっかり負けでもしたら、中国みたいに各地特に埼玉…

主君「押込」の構造 笠谷和比古

主君「押込」の構造―近世大名と家臣団 (平凡社選書)作者: 笠谷和比古出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1988/05/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る「御家騒動」程度の認識しかなかった「押込」が、いくつかの事例(伊達騒動、阿波騒動、上…

当直勤務明け。午後3時頃から8時頃まで寝る。キムチ鍋。きょうも休肝日にする。

夏の椿 北重人

夏の椿作者: 北重人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る初めての本、というのが信じ難い手慣れた感じの、読み応えのある小説だ。さりげない用語に確かな考証の跡が感じられる。田沼時代から寛政の改…

友人が出演するので見る。司会の島田紳助の暴力事件で放送が延びていたのだ。これまで舞台でしか演技を見たことがなかったが(たびたびこの手のテレビにも出ているようではあるのだが)、怪演であった。しかし、弁護士ともあろうモノが非核三原則を知らんか…

昼は新潟みやげのへぎそば、昨日の大根と鳥の煮物。やはり新潟みやげ(なぜ?)の缶入りひれ酒。昼風呂に入り、缶ビール(500ミリ)。昼寝。夕食は歌舞伎町の焼肉「安楽亭」。鴨ネギ・プライムカルビ・野菜焼き・ライスセットに生ビール等。クーポンを使…

保元の乱・平治の乱 河内祥輔

保元の乱と平治の乱について、保元物語と平治物語を排し、保元の乱は兵範記、平治の乱は愚管抄を主な史料として、原因や背景を推理している。なるほどと思わせる説が多い。特に平治の乱については。ただ、平治の乱の九日事件(三条殿焼討)の「首謀者」に後…

怪帝ナポレオンⅢ世 鹿島茂

第二帝政期は、世界史的にもさまざまな出来事があった時代(日本の開国や明治維新も)だが、ナポレオン3世については、パリ大改造くらいしか功績を知らず(それも皇帝のイニシアチブと言うよりオスマンの力量かと)、人気取りに終始した愚か者、というこれ…

未明までイカの塩辛やワサビ漬をつまみに日本酒を飲む。9時半起き。昼は煮魚(ブリ)と豚汁、納豆。夜はブリの煮汁で煮た大根と鳥、豚汁に納豆。きょうは休肝日。お茶や白湯を飲む。

偽500円硬貨

ATMもすり抜けるらしい。「NHKニュース7」によると、合金の組成で異なる電導をチェックしているらしいが、本物でも汚れや破損で電導が変わるので幅を持たせているところ、偽の組成はその幅の範囲に納まっているという。しかし、いずれにせよ原料の金…

久しぶりに歌舞伎町のバーに行く。会社の同期に紹介してもらってから暫く通っていたが、その後、旧友を連れていった際、彼の言動がマスターに対してやや失礼で、それ以来、こちらもちょっと敷居が高くなっていた。当然ボトルは流れていて、水割り2杯。

大和の最期 それから 千早耿一郎

吉田満の評伝。最初に書き上げたものから検閲による削除、口語版などのテキストを通して、思索の深まりを辿る。また、キリスト教の信仰や、日銀の職場、東北への赴任を通して、戦後社会に対する吉田の思いを辿る。それは、二世の中谷少尉・兵学校出の臼淵大…

中世倭人伝 村井章介

中宗王の時代(『大長今』の時代)が実は倭寇対策が重要な政治テーマであったことを改めて認識させる。倭人が日本人とイコールではない、朝鮮や中国人も倭風の服装をして言葉を話せば倭人となるとして、「マージナル・マン」と位置づけているのが興味深い。…