2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

早朝出勤

覚悟はしていたが呼び出しが。12時頃の帰りから雪が降り始め、午後2時頃はかなりの降り。坂道で停車した車がその後坂道を登れずにタイヤが空転し、助手席の人が降りて尻押しする姿も2例ほど。寒さに吉例の大晦日百貨店閉店間際値引おせち購入は中止し、…

1688年 バロックの世界史像 ジョン・ウィルズ

壮大な本だ。▽1688年前後の世界各地の動きを平行して描いているから、各国史レベルと異なる関連性がわかる。また、関連がなかったり乏しい日本の文化的動き(西鶴や芭蕉)が同時期のヨーロッパ(ニュートンやロック、アフラ・ベーン等)やアメリカ大陸(…

真夜中の五分前side-A,B

おしゃれで、切なくて、しみじみとする小説だ。物語がしっかりしている。仕事、思い出、現在。上司、オーナー、仕事先、恋人、もと恋人の父親、夫、そして友人、アルバイト。多彩な登場人物が自然に必然性をもっておさまっている。この作者の小説は初めて読…

カタコンベ 神山裕右

ケイビング・洞窟探検というマイナーなスポーツ?を取り上げた点で、通常の自然との遭難ものと比べて興味深く読める。難点としては、犯人は殺した後いくらでも被害者から持ち去れただろうに、その時はせず、その後何年も放置している点であろう。ヤマイヌも…

引きこもる

きのうは、当直明け。本日から年末年始の休暇が始まる。呼び出しがあるかもしれないが、一応、新年2日まで。初雪。日が差していないから布団を干すこともなく朝寝。朝食(と言っても昼だが)は、鳥粥。貝柱とカブが入っていておいしい。にんにく醤油を垂ら…

切腹の話 千葉徳爾

講談社現代新書というメジャーなシリーズとしては、奇書といっていいのではないだろうか。▽横一文字は、深く腹筋を傷つけなければ痛みもさほどでなく、痛みに耐えるという自己顕示は成り立たず、縦一文字は痛いし死に近いから多用されてもよさそうだがあまり…

たたかいの原像 千葉徳爾

迫力のある本だ。▽武士と狩猟とを比較することから論を始める。手負いで終らせず最後まで命を取る。▽戦場での自害も、何としても目的を達したいが達することができない場合は、敵の手に掛かる(すなわち負け)でなく、自らの手で死ぬ。または相討ちになること…

ラテン

ブランチは、先日会った際に旧友からもらったアジの干物とカレイの煮凝り、ニラと卵の汁。夜6時のNHKニュースを見ていたら、アジを貰った日、ホテルのバーで演奏していたラテンの女性音楽バンドが、新潟県中越地震の被災地・川口町を慰問演奏している模…

〈病気〉の誕生 児玉善仁

中世ヨーロッパでは、、医師と患者との間に「契約」が結ばれて、医師は治癒したときに成功報酬を得る、というところから話を始め、その背景を▽中世では、病気と病因、症状の区別が無かったこと、神学的な世界観からは、病気はあるべき状態からの欠如で治癒は…

初目撃・猫が鼠を

新大久保方面へ。花園神社から四季の道へ抜けようとしたら左の植え込みの間から、猫の可愛らしい鳴き声が。見ると子猫と言って良い猫が、やはり子鼠と言って良い鼠を前肢で抱え込み、こちらを見ながら鳴いている。捕まえたは良いがどうしていいかわからなく…

味の時計台

きょうは休み。昼食は、きのうオープンしたラーメン「味の時計台」に。味噌・醤油・塩などが約半額(315円)で食べられる(さらに先着500人にはおみやげ麺2食つき)とあって、行列。新宿にはいくらでも有名店があるのに。ただ「味の時計台」は以前札…

ピェンロー

久しぶりに白菜鍋。干ししいたけの戻し汁で白菜の白い部分(当然戻した干ししいたけも)を茹で、沸騰したら鶏肉と豚肉・白菜の青い部分を加え、40分。戻したビーフンを入れ、ごま油をかけまわしてひと煮立ち。

広告トレーラー

と言うのかどうか知らないが、渋滞している幹線道路をとろとろと動いている。歩いている私ですら(私は運動不足対策として、約1時間弱の徒歩通勤を原則としている)、うっとうしくていらつくのだから、同じ車線のドライバーは、さぞ不快だろう。なんだろう…

早朝出勤

職場でサンドイッチをつまむ。9時半に勤務が明け、職場近くのうどんやへ。カレーうどん+半熟卵+野菜のかき揚げ。そのあともだらだらと仕事が残り午後5時過ぎに引き揚げる。

家宝の行方 小田部雄次

冒頭、「吉備大臣入唐絵巻」が昭和7年に海外に流出したエピソードから始まるが、特に、当時の美術市場が茶道具に偏っていたことを批判しているわけではない。「歴史の発展がその発展に適合しない存在を淘汰する」なか、華族から戦争で富を得た財界人へ、そ…

銀弾の森 禿鷹Ⅲ 逢坂剛

Ⅱの続編、といった感じで敷島組がかなりの比重を占める。さすがに読ませるが、しかし、いくら覚醒剤を扱う渋六とはタイプが違う暴力団だからといえ、幹部をみすみす殺されるとわかってマスダに引き渡すなど、さすがに禿鷹の悪党ぶりもやや鼻につき、今ひとつ…

もう年?

7時半前にいったん目が覚めたが、その後はうつらうつらと11時過ぎまで、ふとんの中。月曜日の宿直の疲れが出ている。かつて翌日に出た疲れが翌々日に出るようになり、「年だなあ」と感じていたが、さらに一日置いて出てきた。やれやれ。 昼食はきのうのア…

無防備都市 逢坂剛

今回のヒロインは前作ほどあっけなくはなかった。警察内部の私的関係が、「くれむつ会」、松国警視と「カンダ」、そして鹿内のグループとあって(松国グループが一番良心的でその分、頼りない)、そのあたりの暗闘?も「百舌シリーズ」の世界とはだいぶ違う…

出勤

朝は7時に起き、古新聞・古雑誌を出す。週一回の回収日だが、古紙の値段が上がったせいか、回収時間帯が朝8時頃になったため、油断できない。前日夜に出しても言いのだが、放火が流行っている?なか、火でも付けられたらと思うとそれもできない。 朝食は煮…

人造記  東郷隆

「人造記」の西行は、知識人の弱さと身勝手さを描いている感じがする。「水阿弥陀仏」は文句無く面白い。司馬遼太郎の「果心居士の幻術」に少し似ている。「上海魚水石」は、聞いたような話の焼き直しのような。人造記 (文春文庫)作者: 東郷隆出版社/メーカ…

創価学会 島田裕巳  

「創価学会という巨大教団、巨大な村を生み出したのは、日本の社会にほかならない」。高度成長で故郷の村を離れた次男・三男が、大企業や官公庁にも就職できない従って労組や企業の保護も受けられない層にとっての村代わりが学会であり、徹底的な現世利益追…

年賀状

ようやく取り組み始める。この手の作業は、まとまった時間を取らずに、ちょっとした空き時間にちょこちょこできるのだから、早くから取りかかればいいのに、できない。取りかかるには「勇気」がいる。それにまとめてやった方が「ノリ」が出てきて進むことは…

禿鷹の夜 逢坂剛

おもしろい。さすがである。ただ、オチはなんか反則っぽい気も。野田が谷岡が犯人、という方がそれらしいのだが。野田は、小説の状況設定から、アリバイはあるのだが、それにしてもこのオチは。もうひとつ、逢坂氏は、スペインものでもあっさりヒロインを殺…

床屋

家に戻って昼食。マグロの刺身。大根と油揚げの味噌汁。納豆・卵。 近所の床屋に行く。待ち人は誰もいなかったが、すでに切られている客が長い。しかも妙な髪型にすべくおじさん・おばさんをほぼ独占している。結局私は、待たされた上に、おばさんの手で刈ら…

コンタクトレンズ

もともと午前中、御茶ノ水の眼科にコンタクトレンズをつくりに行くつもりだった。しかし、朝7時に不燃ごみを出し、NHK「おはよう日本」を20分ほど見た後、二度寝。再び目がさめたのは11時だった。あわててふとんを干して家を自転車で出る。途中、サー…

物語イタリアの歴史Ⅱ  藤沢道郎

Ⅰは、かつての愛読書で、ビール飲みながら何度も読んだものだった。そのときほどではないが、飄々としたそれでいてちょっと気取った語り口は懐かしい。物語 イタリアの歴史〈2〉皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで (中公新書)作者: 藤沢道郎出版社/…

中年やーい

早朝出勤。職場でサンドイッチなどつまむ。午後は会議。職場の商品のリサーチ結果についてレクチャー。60代・70代男女に圧倒的に支持されているが、若い世代が全くとらえられていない。今のお年寄りが人生から退場していった後、大丈夫だろうか。20代…

汐留川  杉山隆男

過去を振り返る優しい視点、という感じの作品集だが、やや技巧が鼻につく作品も。「人生時計」「走る男」と「卒業写真」がよかったか。年齢を3で割ったのが日中の時間、というのが、作者のオリジナルかどうか知らないが、40過ぎると、浸みてくる。汐留川…

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史 有馬哲夫

有権者は、気さくなおやじのような大統領を求めている、というところからテレビコマーシャルの重要性を伝えている。デュカキス陣営のプライミングとディフュージングのタイミングの悪さ、カーターとフォードの大統領選を舞台に、マスコミが基準を作ったアイ…

二日酔い

さすがに二日酔い。朝昼兼用のうどんをすすり、出勤。なんどもお茶を飲むうちに少しずつ復活。夜は社員食堂で鳥からあげネギソース。