近世日本と朝鮮漂流民作者: 池内敏出版社/メーカー: 臨川書店発売日: 1998/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る漂流・漂着について論じることはそれ自体が目的ではなく、境界や自らの帰属についての意識を探ることが目的のは…

図書館危機作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/02/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 91回この商品を含むブログ (365件) を見る「床屋」という言葉をめぐる差別語問題、無抵抗という美名に隠れた検閲への屈服。軽快な会話と筋…

生活保護「ヤミの北九州方式」を糾す―国のモデルとしての棄民政策作者: 藤藪貴治,尾藤廣喜出版社/メーカー: あけび書房発売日: 2007/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (4件) を見る数年の間に次々に起こった餓死。当時の…

なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか作者: 今枝仁出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/04/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 75回この商品を含むブログ (15件) を見る反省していない根拠とされる手紙が、悪友の挑発に迎合したものであ…

絵子作者: 三田完出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るうまく書いていると思う。キャラも立っている。ホームレスなどそれなりに社会的なテーマも扱っている。舞台は魅力的、という意味では無敵の下町…

図書館内乱作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/09/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 138回この商品を含むブログ (425件) を見るよかった、おもしろかった。なんといっても会話がいきいきと軽妙で楽しい。快作。

生命徴候あり作者: 久間十義出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/04/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見るとてもいい一節があり、それだけでこの本を手にした価値があった。それに触れる前に、まずひとけなし。てっき…

遊女(ゆめ)のあと作者: 諸田玲子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る九州と江戸から、それぞれ違う事情と通じた背景を持つ男女が八代将軍吉宗の緊縮政策に真っ向反抗し繁栄を謳歌してい…

風花作者: 川上弘美出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/04/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (98件) を見るひと組の若い夫婦の心理のすれ違いと、そしておそらく修復を妻の視点から描く。食べ物の描写がとても美しい。ヒロ…

ジーン・ワルツ作者: 海堂尊出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 70回この商品を含むブログ (147件) を見る『メモリー・キーパーの娘』の後に読んだのは、まったくの偶然だが。出産というものがいかにリスクを伴い、…

メモリー・キーパーの娘作者: キム・エドワーズ,宮崎真紀出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2008/02/26メディア: ハードカバー クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る双子のうちダウン症の娘を妻には死産と偽り「捨てた」整形外科医。その…

私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 (講談社文庫)作者: 島村英紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/16メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 44回この商品を含むブログ (24件) を見る淡々と、といっていいくらいに拘置所の生活を語っている。無罪推定…

戸村飯店青春100連発作者: 瀬尾まいこ,小池アミイゴ出版社/メーカー: 理論社発売日: 2008/03/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 59回この商品を含むブログ (76件) を見る兄弟の複雑なそれでいてつながっている関係、見てくれのよく要領の良い兄の内面の…

図書館戦争作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 506回この商品を含むブログ (841件) を見る図書を守るために図書隊と良化委員会が武力衝突する、という荒唐無稽な設定だが、出版表現の自由と…

スタンド・バイ・ミー (3) (東京バンドワゴン)作者: 小路幸也出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/04/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (44件) を見る１編目から、相変わらず泣かせてくれる。ただ全編通して感じたのは、新…