ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足 小納谷正明

ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足―神経内科からみた20世紀 (中公新書)

ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足―神経内科からみた20世紀 (中公新書)

すんなりと一気に読めた。その分、個別の権力者の病気について、読後、印象があまり残っていない。ヒトラーパーキンソン病など絶対的な権力者が神経内科関連の病気にかかっていたというのは、権力者の健康管理や暴走のチェック、交代などの仕組みを整えるしかないのだが。ルー・ゲーリックのALSなど初めて知った。ドーパミンの過剰により、口がもごもごするお方、とは昭和天皇であろう。そうだったのか。