2004-12-08から1日間の記事一覧

太平記「読み」の時代 若尾政希

「読み」が君恩や親子まで功利的にとらえること、宗教に関しては軍事力の保持や国家護持意識の批判、呪術性の否定など戦国期大名の要請を反映している。一方、忠義の対象を「国」と「君」とに分けているあたりは、国家法人説に通じるものを感じた。山鹿素行…