11時過ぎまで熟睡。
昼は、うどんを茄子と茗荷炒めの入った汁で。後は鶏手羽と大根の煮物、ホウレンソウ炒め。
夜は、新目白通り高戸橋の「がんこラーメン」(16代目、らしい)。以前、「とん太」の帰りに骨を見付け、気になっていた(93年の「danchyu」で「一条流」の三田の店を紹介していたのが印象に)。「あっさり」700円。これは、誰もがうまいというラーメンだろう。でも、胡椒を入れたとき、カウンター内で緊張するのはやめておくれ。
入浴。宇都宮餃子18個で缶酎ハイ。汲み豆腐で缶ビール。ふう。

ユージニア 恩田陸

ユージニア

ユージニア

すごい小説を読み始めてしまった、という感じであったが、結末が近付くとあれれ。結局美少女の一言を勝手に解釈した頭のおかしい青年の犯行で、全ては周りの思い込みということか。それにしては、最初の章での彼女が「白い百日紅」の話をしていたことを知っていたら、『忘れられた祝祭』は全く違ったものになっていただろう、というのはどういうことなのか。読みが浅いのかなあ。「私」は、生き残った三兄妹の「順二」の大学時代のゼミナリステンとすると44歳相当ということになるが、昔の事件を丹念に掘り返すにしては、いったい何者なのか、という疑問も湧いてくる。出版社の管理職とのやりとりからもモノ書きではなさそうだし。