壬生義士伝 浅田次郎

壬生義士伝〈上〉

壬生義士伝〈上〉

壬生義士伝〈下〉

壬生義士伝〈下〉

泣かせる部分多く、うまい小説だ。ただ大野が南部藩を奥羽列藩同盟側に引っ張っていったという理屈が最後の手紙を見てもまだ納得できない、というか、あれほど藩のために冷酷になれる男が吉村の切腹だけで一気に変わるものなのか。ホタルのシーンは、京、そして次男と母ともに美しい。