漢方小説 中島たい子

漢方小説

漢方小説

ストレスと正面から対峙せず、やんわりと折り合いながら過ごしていく、そんな生き方かもしれない、漢方は。そろそろ若くない主人公を取り巻く環境も人間関係も、ふんわりと上質なユーモアに包まれて表現される。柔らかい読後感。設定について、「いかにもテレビドラマに出てきそうな、というより、テレビドラマの原作を意識していないか」との感想を洩らした人も。著者の略歴を読んで、なるほど。