優しい音楽 瀬尾まいこ

優しい音楽

優しい音楽

短編集というのは1本くらいは首を傾げるのが混じっているもので、この本だと「がらくた効果」か。表題作は、辞書のあたりで大体わかってくるが、それでも人物の魅力でしみじみとしたいい作品になっている。「タイムラグ」は、悲しさが通低している。3本の中ではこれが一番だと思う。