2005-11-20 二人乗り 平田俊子 読んだ本 二人乗り作者: 平田俊子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (19件) を見る3編の連作集。「嵐子さんの庭」から「エジソンの灯台」まで自然につながる。作品としては表題作の「二人乗り」がいいが、通した裏メッセージとしては卵料理か。愁太郎へのカルボナーラ、葵へのオムライス、そして道彦、というより栄二の卵かけご飯。ふとしたことで航路をはずしてしまいかねない人生、そして最終作で、普通列車と高速バスを乗り継いで辿りつく先が灯台、というのは、出来過ぎかなあ。