オール・ザット・ジャズ

ショービジネスの世界を、酒好き女好きヘビースモーカーで薬に頼る、いかにも業界人という雰囲気の演出家を通して、覗き見させてくれる。当初頻繁だった「ショータイム、フォクス!」の掛け声が、次第に間遠に弱くなっていく。娘ミシェル役(エリザベート・フォルディというらしい。この1作だけなのだろうか)が、とても魅力的。