琉球は夢にて候 岩井三四二

琉球は夢にて候

琉球は夢にて候

これはつまらない。ひょっとして自費出版か?矢部のだまし討ち、鹿野城での同輩たちの出し抜きなど卑怯な手でのしあがり、それでいて3万石そこそこでは、鳥取にゆかりがなければとても読めたものではなかろう。中間層の悲哀でも描くのであればそれなりに共感し感情移入できるようなつくりにしなければ。直木賞をとれなかったのもむべなるかな、である。そもそもなんで候補になれたの?