ありふれた魔法 盛田隆二

ありふれた魔法

ありふれた魔法

中年、しかし仕事はできそれなりに誠実な男が部下と恋に落ちる。それがとても自然でほとんど微笑ましいくらい。しかしその同じ時刻で起きていた次男の事故、知らぬとはいえ能天気なメールと、ずれと破綻を予感させる。それまでの仕事が生きて、再就職に成功したのは後味よし。それにしても、銀行というのは、大変なところだ。