2007-08-17 清佑、ただいま在庄 岩井三四二 読んだ本 清佑、ただいま在庄作者: 岩井三四二出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見るまたまたやられた、という感じだ。高野聖や地頭の介入などのあたりなどは「政基公旅引付」あたりもタネ本だろうし。なかなかいい。「鹿の首」などは、村人の本音が出ていて、しょせん支配者と被支配者、身内とよそ者、という中世の共同体をよくうかがわせる話だ。これがあってとても締まった短編集となっている。続編を期待したい。