2007-10-17 蟻の兵隊 池谷薫 読んだ本 蟻の兵隊―日本兵2600人山西省残留の真相作者: 池谷薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/07メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見る戦犯の将軍の立場を助けるために、「後衛尖兵」というロジックを考え出して中国軍閥に媚を売った高級将校(大部分を助けるための捨石、という考えも多少あったとは思いたいが、それにしては、戦後、まったく無頓着である)、特に、奉仕されて当然という感じの第一軍・澄田中将の能天気さ(息子がバブルを将来した澄田智・日銀総裁というのも皮肉だ)には、仮に輪廻があったとすれば、前世でどれだけ善根を積んだことかと。