赤めだか 立川談春

赤めだか

赤めだか

かつて習慣として落語を聞いていいた時期があった。それから久しく、著者の落語は、テレビ・ラジオ含めて聞いたことはない。談志という特異なキャラクターの弟子が兄弟弟子を、そして師匠を語る。談志の言動に一喜一憂する弟子たち。真打昇進を超された弟弟子(志らく)に対する嫉妬と愛情。そして小さんとのやり取りからうかがわれる、これも深く結び付いていた師弟の関係。