極北で ジョージーナ・ハーディング

極北で (新潮クレスト・ブックス)

極北で (新潮クレスト・ブックス)

グリーンランド近海の孤島で越冬を選んだ男。厳しい自然、と言う言葉が軽く感じられる状況に、極めて理性的に向き合う。その男には最愛の妻を初産の際に亡くした過去があった。幻影となってあらわれる妻。そして帰国後の、魔女狩りの時代背景の中で語られる彼の生活。と、いうわけで、グッドラードの話は、特に後半はどうかな、という感じがする。