花散らしの雨 高田郁

花散らしの雨 みをつくし料理帖

前作に引き続き、ほのぼのしんみりとした人情話を確かな料理にのせて供する。今度は滝沢馬琴とおぼしき戯作者も登場して、先が楽しみだ。小松原の謎はまだ解けていなし。胡瓜については、その戯作者・清右衛門が教え役になってもよさそうだが、めったに来ない謎の武士より。