オイアウエ漂流記 荻原浩

オイアウエ漂流記

パワハラ部長のもと取引先の接待で向かった南洋で遭難した一行が、危うい新婚夫婦や老人と孫、過激な環境テロリストなどと過酷な大自然の中でロビンソン・クルーソーしていくうちに変わっていく。役立たずの部長がコウモリをさばくところは、なかなかいい。犬はいいが、狂言回し的な役割の子どもが今ひとつか。