ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 黒井勇人

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

中学卒業で引きこもりだった「1」(途中から「マ男」)が母の死をきっかけに社会に出ようと就職した先は、長時間労働パワハラが横行するブラック会社だった。過重な負担に潰れそうになりながら、いじめを受けながら、周りとコミュニケーションを取りながら仕事を通じて成長していく姿が、大げさに言えば感動的に描かれている。いじめ役、その追従者、いじめられっ子、ヒロイン、生意気な後輩、そして「平成の孔明」とキャラが立っている。というより、キャラだけかもしれないが、この手法(実際のやり取りだったかは知らないが)により、キャラとプロットだけで押し切ることが可能、というより強い印象を受け、効果的になっている。