テレビは総理を殺したか 菊池正史

テレビは総理を殺したか (文春新書)

テレビは総理を殺したか (文春新書)

小沢一郎は、実は、メディアを巧みに使い、政治改革・守旧派など、うまく利用していったが、軋轢もあった。▽小泉は、ワンフレーズでテレビ報道のニーズにマッチし、またドライで「食い込み」を許さず記者の間の公平感をもたらし、派閥領袖の意見を聞かないことで取材価値を下げて求心力を高めていった。安倍はその逆をいってしまった。