戦国「常識非常識」大論争! 鈴木眞哉

著者の主張は何度も繰り返し読むのだが、やはりこれまでの「常識」が厚く、ついまた「信長は鉄砲で勝った」「秀吉の軍隊は先進的だった」という先入観念に入ってしまう。なんといっても勝った方が進んでいたから、というのに理屈が付きやすいからな。勝者は勝つべくして勝ち、敗者は負けるべくして負ける、そんなわけではないのだろう。