2011-08-20 叛旗は胸にありて 犬飼六岐 読んだ本 叛旗は胸にありて作者: 犬飼六岐出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る脚の速さと実直さ(あとは提灯張り)だけが取り柄の浪人が、慶安の変に巻き込まれる。「由比正雪」と高弟たちのそれぞれの人柄と性格、浪人救済策をめぐる対立、丸橋忠弥の家族のあたたかさ、岡村に対するもよの想い、そして紀州家から放たれたスパイ。幕末の老僧の物語とするには、ちょっと無理があるとは思うが、話を終わらせるためのテクニックなのだろうか。