陰謀論の罠 奥菜秀次

陰謀論の罠 The Trap of Conspiracy Theories (光文社ペーパーバックス)

陰謀論の罠 The Trap of Conspiracy Theories (光文社ペーパーバックス)

9.11をはじめ、コベントリー(空襲場所の判明は暗号解読ではなかった)、真珠湾(日本の襲撃は予想されていたが、多くの情報のなかに埋もれた)、トンキン湾事件(第一次は現場判断の攻撃をハノイの命令と誤解し、第二次は、僚艦からの波を魚雷と勘違いした。陰謀論とは、庶民の、ルサンチマンがあるのではないか。うまくいっていない自分を慰め合理化するための。それにしても柴田哲孝は、あんな本を書くのだから、確信犯かそれとも筋金入りの信者なのか。