おれのおばさん 佐川光晴

おれのおばさん

おれのおばさん

エリート高校に入学しながら、父親の事件で退学、母と仲の悪かった伯母の運営する札幌の児童養護施設で暮らしている少年。周りと違う、という意識が、だんだん仲間との連帯感を持つようになり、心ない周囲との摩擦も乗り越え、伯母の関係者とのやりとりも、実に、応援したくなる。伯母さんの元夫も、相変わらずの活躍ぶりだ。