老人性うつ 和田秀樹

老人性うつ (PHP新書)

老人性うつ (PHP新書)

老人の鬱は、見過ごされがちで、認知症と間違えられやすい。老人は喪失体験に弱く、生物学的な衰えからも鬱になりやすい。著者は、認知症よりも鬱の方がQOLの面で問題だという。薬への偏見をなくすことが第一だが、認知的に成熟し(グレーゾーンをつくる)、セロトニンのもととなる肉を食べ、酒を控えることが、鬱の予防になるようだ。