橋下氏の「
大阪都構想」が、結局は、
大阪市を解体したうえで
道州制を導入という、大阪をなくすものだということ、河村氏の「
中京都」構想の意味不明ぶりを鋭く指摘している。橋本・高知、片山・
鳥取など過去の「改革派」首長の看板倒れぶり(就任前と後とで、経済指標は逆に後退している)を紹介し、
自治の意味は認めつつも国との一体感からも「
地域主権」という言葉に異議を唱える。福祉や環境ならともかく、外交に関することまで決めるのは行きすぎであると。
地方自治はもっと住民に密着した地道なものであるべきという論には全く賛成だ。国政に対する鬱憤が、橋下・大阪や河村・名古屋などを産んでしまった。