なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか 加野芳正

なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか?―透明な暴力と向き合うために (どう考える?ニッポンの教育問題)

なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか?―透明な暴力と向き合うために (どう考える?ニッポンの教育問題)

いじめは、いじめられる方に責任はないのは当然の大前提であるが、一方、子どもが集団で生活していくうえで、ほぼ必然的に発生するものであることも事実。そこから目をそらさずに、どうやって防いでいくか。「ケンカ」は「ハラスメント」などとの対比、仲良しであること・平等化が進んだこととの関係(「みんな仲良し」と「いじめがある」こととは、コインのオモテとウラの関係)、「なれあい型学級崩壊」のクラスの方が「管理型学級崩壊」のクラスよりもいじめが多い、など。いずれにせよ、クラス担任をはじめとする教師のスタンスが、とても大事なのだが。