カウントダウン・メルトダウン上・下 舟橋洋一

カウントダウン・メルトダウン 上

カウントダウン・メルトダウン 上

カウントダウン・メルトダウン 下

カウントダウン・メルトダウン 下

最後にフォローしているが、やはり菅総理の対応は、まずかったのだろう。ただ、それ以上に東電・保安院経産省文科省・警察・消防等の責任逃れの体質はあきれるばかりだし、そうしたなか、菅の突破力がなんとか風穴を開けた部分はあったかもしれない。日本が独立国で亡くなってしまうかもしれない、そういう危機だったのだ。自衛隊は、責任感ある組織として描かれている。そして、やはり危機に立ちつつ破綻しなかった福島第二について、最後であるが、高く評価している。福島第二がなぜ破綻しなかったのか、言及している本は初めて読んだ気がする。第一の失敗から学ぶべきは多いが、本来学んでお手本とすべきは、第二の対応かもしれない。