アベノミクスのゆくえ 片岡剛士

ストック市場(株・不動産など)の調整は一瞬でなされ、フロー市場(給料・小売価格など)は粘着的に動き、過去と現在と将来の見通しとを調整するのが貨幣。著者はアベノミクスに好意的だが、それでも分配政策が欠けていることに懸念を示している。さて、大納会は株高で終わったが、今後どうなるか。今のところ、靖国も深刻なことにはなっていないが、景気の情況と支持率とが同連動してくるか。