2014-04-22 人間と動物の病気を一緒にみる バーバラ・N・ホロウィッツ キャスリン・バウアーズ 読んだ本 人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想作者: バーバラ・N・ホロウィッツ,キャスリン・バウアーズ,土屋晶子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2014/01/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る人畜共通の感染症は、実は、今後出てくる可能性もあり、動物を注意深くチェックすることが、人間の安全につながる(西ナイル熱)。失神は、一見、生存に不利としか考えられないが、死んだふりでやり過ごす、という意味があった。恐怖による心臓発作は、素早く反応するための体内の機構が行き過ぎてしまったため。心臓の音を小さくするのは、捕食者に気づかれにくくなる。ストレスがたまったときに糖分を欲するのは、逃げるためにすぐにエネルギーとなるものを必要とする本能から。いじめられたことによる鬱は、上位者に立ち向かうよりは、生存に適しているのだ。子どもがみんなと同じ行動をとりたがるのは、集団での協調性を学ぼうという遺伝子の選択かもしれない。