愛と暴力の戦後のその後 赤坂真理

戦後の日本とアメリカの関係を、いったん酷い目にあわせてから優しくするDVに見立てるのは、うまい表現。鉄球作戦は、映画『東京オリンピック』との関連を指摘しているのは、管見にして初めて。「内なるもの」であり、忘れ去られるもの。現代日本の反社会というより「裏の写し絵」であるオウム。