奪われた「三種の神器」 渡邊大門

奪われた「三種の神器」-皇位継承の中世史 (講談社現代新書)

奪われた「三種の神器」-皇位継承の中世史 (講談社現代新書)

三種の神器は、平氏によって持ち去られて、どうやって後鳥羽天皇を即位させるか、その正統性をどう考えるか、壇ノ浦で剣が失われたことから玉との序列をどうするか(禁闕の変で、玉が奪われた背景か)、など。ないならないなりに、理屈を構築するようだ。それでも、皇族と神器のセット、というのがベストな組み合わせということになるのだろう。