資源の循環利用とはなにか 細田衛士

二重の資源問題。すなわち出口(「バッズ」を自然環境に排出することの問題。最終処分場がいずれ満杯になることも含む)と、入口(天然資源が、オオカミは今のところ来ていないが、いずれやってくることは確実で、ひそかに忍び寄ってくるだけに手遅れになってしまうかも)。貴重な静脈資源(天然鉱山より遥かに高品位な銅や金が埋もれている都市鉱山など)が、古紙やペットボトルのように、インフォーマルを含む海外ビジネスに流出してしまう。どの製品から取り出しても同じなのに個別リサイクル法制などは、効率性を損なう面が。環境を守ることは大前提に、効率性・広域性に配慮した取り組みを進めるべきと提言している。