王朝の変容と武者 元木泰雄

王朝の変容と武者 (古代の人物 第6巻)

王朝の変容と武者 (古代の人物 第6巻)

▽「家」が確立する前、彰子の記録係として紫式部が、定子の記録係として清少納言が求められたと。▽中関白家は、平致頼などの武者を組織していて、隆家の刀伊入寇を撃退した戦力の一部でもあった。▽院政と摂関は必ずしも対立せず、摂関個人ではなくシステムとして組み込まれていた。▽頼信は、兄・頼光や頼親ほどは摂関家に近くなく、忠常の乱から発展していった。