黒船前夜の出会い 平尾信子

鳥島に漂着した漂流民・途中で難破した漂流民22人(船員は28人程度)を収容し、捕鯨の役目を一時置いて江戸湾に向かったクーパー船長。人道的でなおかつ伊豆七島で下ろさず江戸湾に直行することで鎖国日本にアメリカを印象付けようという心理。良い意味でのフロンティア・スピリットと言うべきか。『開国と幕末変革』で知った本で、クーパー船長のほか、マクドナルドなど初めて知ることも多かった。