鎌倉幕府の転換点 永井晋
亀の前事件における頼朝・大江広元と政子の対立、伊賀氏の乱がらみの政子と泰時の対立、宝治合戦の際の御家人の動きなど、核家族的夫婦結合が意外に要素となっている、という感じ。源頼政が八条院系武力を率いる大将で、頼朝はあまりあてにされていなかった、平家も遷都に大わらわで頼朝追討があり得る、というのは三善康信の判断ミスだった、というのは興味深い。
鎌倉幕府の転換点―『吾妻鏡』を読みなおす (NHKブックス)
- 作者: 永井晋
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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