初目撃・猫が鼠を

新大久保方面へ。花園神社から四季の道へ抜けようとしたら左の植え込みの間から、猫の可愛らしい鳴き声が。見ると子猫と言って良い猫が、やはり子鼠と言って良い鼠を前肢で抱え込み、こちらを見ながら鳴いている。捕まえたは良いがどうしていいかわからなく、人間に処置を尋ねているのだろうか。ウブな猫ではないか。どうするのかと見ていたら、やがて鼠がするすると逃げ出した。しかしスピードは決して速くない。猫は暫く見ていたがやおら身を起こし、2跳躍で鼠を押さえ込む。今度は尻尾を押さえてまた可愛らしく鳴く。また鼠は逃げ出し、今度は植え込みの中へ。出てきたところをまた押さえ、今度は首のあたりを軽く咥えてもとの場所へ。そしてまた鳴く。ウブどころかとんでもない。「猫が鼠をいたぶるような」という比喩はよく聞くが、目の当たりにしたのは初めてだった。