ボヤ騒ぎ

5時頃、外が何やら短いサイレンのような音と人工的なアナウンス。屋内ではよく聞き取れず、向かいにあるマンションの駐車場付近から聞こえたので、車の盗難防止装置でも作動したかと思う。とすればうかつに外に出るのも物騒なのでこもっていたが、いつまでも止まない。ベランダに出てみると、どうやら「1階から火事です。1階から火事です。落ち着いて避難してください」とアナウンスしているようだ。しかし、向かいのマンションには火の手もなく、人も動いていない。落ち着き過ぎ。やがて消防車のサイレンが2台分くらい。外に出てみる。直線距離にして100メートルほど離れた別のマンションに人だかり。消防士がホースを引き込んでいる。表通りに面した正面口に回り込むと、サイレンの音からは想像できないほどの数の消防車が。数えたら6台と指揮車が1台。現場には救急隊の姿もあったから救急車もいたようだ。そして避難したと思われるマンションの住人らしい方々。しかし火の手も煙も全く無し。やがて現場していた警察官のうち、年かさの人が、「もう戻って大丈夫ですよ。鍋の空だきだったそうです。もう消えましたから。」と。せっかく早起きしてしまったので、録画した映画を観ることにする。