農林族 中村靖彦

農林族―田んぼのかげに票がある (文春新書)

農林族―田んぼのかげに票がある (文春新書)

米について、土地改良が進み、機械代はかかるが年48日程度の労働時間で稲作が出来るようになり、結局サラリーマン農家が土日で田んぼを資産として維持できるようになり、こうした層は価格の低下や国全体の過剰供給に無関心であると。生産調整は、こうした層に多めに割り当て、米専業の農家には少なめにするなどの対策を主張しているが、全く賛成である。