2006-01-10 暗い国境線 逢坂剛 読んだ本 暗い国境線作者: 逢坂剛出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る偽装作戦の確認に動くフィルビーとヴァジニアの言動にスパイの複雑さを示させて、どうしても不自然な、ホクトと恋仲だが祖国は裏切っていない、とするヴァジニアの心理を納得させようとしている、なかなか考えられた構成。フィルビーの謎はますます深まり、ナオミの存在も怪しげ、そしてペネロペそっくりがまた最後に登場して、次作に続く、というわけだな。