実朝私記抄 岡松和夫

実朝私記抄

実朝私記抄

源実朝を、将軍にして僧、という立場を目指した者と位置付け、時に栄西や妻(定子と名づけている)の視点も加えて描く。公暁による暗殺は、実朝さえ殺せば将軍になれると短絡的に考えて未熟で軽率な公暁本人の単独犯行としている。