昭和の代議士 楠精一郎

昭和の代議士 (文春新書)

昭和の代議士 (文春新書)

戦後の政治史を彩る人物は大正デモクラシーの空気に触れ、戦前期にすでに政友会や民政党の幹事長(戦前は中堅・少壮がなるポストだったようだ)ポストにあるなどつながりがあったことを踏まえないと理解が深まらないと。確かに幣原の居座りの背景に、協調外交を攻撃した鳩山に対する嫌悪を挙げるのは新鮮な視点であった。