Lady,GO 桂望美

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正直、第一章「自分を嫌いになりそうな日には」はたるかったが、主人公みなみの成長につれてだんだん読むのが辛くなくなりぐいぐい引き込まれていく。引っ込み思案というよりも他人にばかり気を使って自分が嫌い、なヒロインが金に詰まって始めたキャバ嬢として成功していくうちに、本当に他人を喜ばせるにはどうしたらいいかに気付いていく。悪くない。まあ、美香に次ぐ売上を上げていた千夏の例からもそうまっすぐに進むわけではないのだから、印象としては相当きれいごとに仕立てている感じではある。