僕僕先生 仁木英之

僕僕先生

僕僕先生

ニートを仙人、という俗なありそうな表現をそのまま、老子崇拝の唐朝に持っていった。簡単に書いているようだが、そこそこ道教老荘の素養がないとこうは書けまい。いつか大波乱が起きると期待させてせいぜい、混沌どまり。王方平の登場で、さあ、と思わせて肩透かしではあった。