いらっしゃいませ 夏石鈴子

いらっしゃいませ (角川文庫)

いらっしゃいませ (角川文庫)

面接の映画のエピソードは、『だいじょうぶマイ・フレンド』の広田玲央名(今はレオナか)のことと思われる。20年以上前だ。それはともかく、仕事、というものに対する真剣な姿勢にとても好感が持てる。会社の受付というと誰にもできそうな、あるいは派遣社員が配置されそうな、というイメージを持っていたが、この出版社は正社員が、編集部門との間の異動もありで運用されている。どれだけ一般的なのか知らないが、受付で見せる気配り、気働きは編集部門でいかせるという判断だろう。ならば男も受付をやればいいのだが、そこはお客が喜ばないのだろう。