鹿男あをによし 万城目学

鹿男あをによし

鹿男あをによし

なるほどなるほど。読み始めは、どうしようもなくどうしようもないと読むのが苦痛ですらあったが、バカバカしくもどんどん盛り上がり、ラストは、そうですか、という感じである。直木賞候補というが、まあ、候補作の水準ではあるのだろう。伏線もそこそこ。デジタルカメラには映るし、写真に焼けば目にも映るようなのに。