2007-10-30 映画篇 金城一紀 読んだ本 映画篇作者: 金城一紀出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/07/26メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (112件) を見る扉絵は、そういうことだったのか。連作の1作目「太陽がいっぱい」は正直、よさがよくわからなかったが、2作目の「ドラゴン怒りの鉄拳」あたりからよくなり、最後の「愛の泉」は大傑作と言っていい。映画は確かに見る人に感動の共通体験をもたらす。同じハコならば同じハコ、違う場所でも時間でも。ところで、すべての作品にずっと出てくるカンヌで賞をとったらしいというフランス映画は、実在するのだろうか。心ではなく、頭で作りとらえようとする映画の代表としての象徴的意味合いかも知れない。