1950年のバックトス 北村薫

1950年のバックトス

1950年のバックトス

表題作を含め、ちょっといい話や、すとんと落ちる名品、意味不明の物語など、さまざまん。「洒落小町」が最高。「昔町」や「恐怖映画」に挟まれて「凱旋」に続く、配列が絶妙でもある。「ほたてステーキと鰻」は『ひとがた流し』の後日譚である。