「談合業務課」 鬼島紘一

「談合業務課」 現場から見た官民癒着

「談合業務課」 現場から見た官民癒着

タイトルは「談合」だが、中身は談合というよりも、発注元から予定価格と保証金の額をいかに聞き出し、さらに競争相手の入札金額を割り出す、国鉄清算事業団の土地払い下げを中心とした動きを取り上げている。もちろん保証金の額などは入札金額に直結(香港外資はそれを逆手にとったが)しているから漏れること自体大問題であるし、結果としてより高い価格での落札=国民の税金負担の軽減を妨げている結果となるのだが、竹中など他の競争相手との争いなど、正直大林側に感情移入してしまいがちな緊迫感だ。